五月晴れとなった5月20日、日ごろの活動成果や里山の自然を多くの方に知って頂き、私たちの仲間を募ることを目的に、春の里山体験教室を開催しました。
活動地の裏に住む親子、世田谷にお住まいのご家族、横須賀から参加のご夫婦など、11名が参加。
午前は里山の自然散策、午後は里山保全活動体験を行い、お昼は昨年度末に完成したばかりの
ピザ窯でピザランチ。
イベントの最初の活動は、各自に自分が食べるピザの生地を練ってもらう作業。
5分ほど小麦粉にオリーブオイルと温めた牛乳、ドライイーストをビニール袋で揉んで里山散策に出発。
散策している間にピザ生地を発酵を完了させます。
里山散策のテーマは「五感を楽しむ」。
「視覚」は、森の自然をマクロで全体を見て木々の新芽の色の違いを発見したり、マイクスコープや顕微鏡でミクロの世界を楽しみました。
「聴覚」は、森の中でいくつ音が聞こえるのか?ネイチャーゲームの「音いくつ」。
シジュウカラやウグイス、ガビチョウのさえずりや、カラスの声、葉擦れの音や風の音など、
みんなでどんな音が聞こえたかを発表しあいました。
「触覚」では、シソ科の植物の茎が四角いことを触って確かめたり、ザラザラするムクノキの葉で爪を磨いたり、「臭覚」は、クスノキやドクダミの葉を揉んで嗅いで、良い匂いの植物探。「味覚」は、アマチャヅルの葉を噛んで甘味を楽しんだりしました。
都市部では貴重となったサイハイランが咲いていました。
アマガエルも木に止まり、私たちの様子をじっと見ています。
さて、いよいよピザランチ。各自が作ったピザ生地を丸くのばし、スタッフ手作りのトマトソース、ホワイトソース、フキ味噌など、色んなピザソースと、納豆まで用意した色んな具材を好きなように乗せ、スタッフに渡して焼いてもらいます。300度のピザ窯は、あっという間に完成します。
納豆ピザは、意外と美味。
森のオーナーから頂いたおいしい特別栽培米を羽釜で炊いたおにぎにに作ったので、みなさんお腹いっぱいです。
午後は腹ごなしで里山保全作業体験。
大人と子どもに分かれ、大人は大鎌、子どもはノコギリで笹刈りをしていただきました。
たった30分の作業でしたが、普段使わない筋肉を使って結構な疲労感に。笹刈りって大変だとのご感想。でも、笹刈りすることで、色んな野草が育つ手助けができたとちょっとした満足感を得て頂くことができました。
心地よい汗をかき、少し休憩してから、最後にクラフト作業。
丸太をノコで切って木のコースターや鍋敷を作りました。
体力がまだ余っている方は、薪割り体験も。重い斧をふりかざし、パかっと割れると何とも言えい快感です。何個も割って頂き、私たちが薪割りする作業が減って大助かりです。
心地よい風にあたりながら、のんびり、楽しく里山体験教室を開催することができました。
里山体験教室は、春と冬の2回開催しています。次回は2月に大きな木の伐採体験を行う予定です。
是非、一度、私たちのフィールドに遊びにいらしてください。