荒れた笹やぶを切り開き、森の中にツリーハウスを創ろうと
定期的に作業を進める埼玉県吉見町の雑木林。
薄気味悪かった林が、丘のように変わる様子をみて、地域の方々の
関心も徐々に高まってきています。
2014年最後の活動は、桜はまだでしたが、春の陽気の雑木林でBBQ.。
川崎市や世田谷区など、朝早くから車や電車を乗り継いでやって来た
メンバーと1年間の活動の打ち上げを行いました。
まずは、いつもの通り、笹刈り作業。この日は町役場の方が3名、初めて参加下さり、
お昼のバーべキューに向け、みんな一生懸命に笹を刈り進めました。
すると、笹藪から都会では貴重な野草となった、コバギボウシやサイハイランが現れました。
これまでの活動で、シュンランを回復することができましたが、今回見つかった野草も、
今年は花を咲かせるのではないかと期待しています。
いよいよ、バーベキューパーティー。いつもは農家の軒先でお昼を食べるのですが、
この日は森に道具を運んで行いました。丸太を椅子に、自分たちで奇麗にした森の中で食べる
ランチは最高です。
お土産用に、シイタケの菌打ちも体験。再来年の秋、無事にシイタケができると良いのですが。
地域の関心も徐々にですが、確実に高まり始めたことを実感するツリーハウスプロジェクト。
シュンランやサイハイランなどの貴重な野草も回復し、生き物たちのにぎわいも戻りつつあります。
地域の方が参加し、次世代を担う子どもたちに里山の自然を守る大切さを伝えていきたいと
考えています。
2015年度も、ゆっくりですが定期的に活動を進め、秋にはツリーハウスの1棟を完成を目指します。
都会暮らしで疲れた心身を癒しに、是非お越しください。